Earth Concerto
no.5 "BIODIVERSE"
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」。良質なお茶の生産を支える伝統的な技術が、そこにすむ 生き物を守っています。
世界は音で繋がっているという考えを元に掛川の茶草場農法をアートで表現します。
本展
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1楽章
~Tempo di marcia~
Back to the Nature
滞在制作品: 大京都2020 in 和束 (抹茶、カドミウム、コバルト含む)
茶畑という枠から抜け出す新芽
人為的な茶畑から本来の姿へ戻るところでそれを人が摘む。
農薬がかかっても新芽は元気な姿である。カテキンと薬害
ペットボトル茶にはカテキン、農薬が含まれる。
[参考] 「日本の基準はゆるすぎる」緑茶の飲みすぎは"農薬中毒"を引き起こす
普通の農薬と違うネオニコのリスク
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2楽章
~Largo~
木村秋則氏のことば『土の学校』より
ひと握りの土には1000億ともいわれる微生物が棲み、肥料など使わずとも、畑を耕してくれる。
農薬を使わなくても、虫の大量発生を防ぎ、植物の病気は自然に治る。命が生まれ、育まれ、そ して還っていく場所
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4楽章
~Adagio~
金綱志保
「惰き 湿る だきしめる」惰...だらける、なまける
湿る...水分をふくむだらけることで、
心のコップの水がうるおっていく様を
惰き湿ると言う言葉にしました。
どんな人も、どんな生物も、どんな私も受け入れてだきしめてあげる。
丸い地球はいつでも私たちをだきしめてくれている。
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6楽章
~Tempo di valse~
静岡の農家は、ひと手間かけて
良いお茶作りに励んできた。
そのお茶生産が、
豊かな生物多様性を守っている。
絵画
渋田 薫
- Shibuta Kaoru
アーティスト(1980年生まれ/北海道出身/京都拠点)
Kanebo Make-up Institute, Pan Make-up School 卒業
北海道の大自然でのびのびと育つ。世界は音で繋がっているという考えを元に空間に合わせた アートを表現する。これまでにバルセロナ芸術文化センターEspronceda、サンタモニカ美術館、 ロシア国立現代アートセンターNCCA、など世界各地のアーティストインレジデンスで制作発表を 行っている。14th Arte Laguna Prize特別賞(Arsenal, ヴェネツィア)。
EX-TEMPORE PTUJ 2021 審査員特別賞(PTUJ, スロベニア)。
第13回紙のアートフェスティバル・大賞(ふじ・紙のアートミュージアム, 静岡)。
アートフェアアジア福岡2018新進作家展 ギャラリー賞, 観客賞(ホテルオークラ福岡)。
2021年の主な展示に『LONDON ART BIENNALE』(Chelsea Old Town Hall ロンドン), 『Vartual Artists Trail』(Sydenham Arts. ロンドン), 『One Earth』(さどの島銀河芸術祭2021), 『Global Arts Festival』 (Elisabeth Jones Art Center, ポートランド), 『Sinfonia』(鴨江アートセンター浜松,静岡) 『Hamakaze』(BankART Station, 横浜)など。
パフォーマンス
金綱 志保
- Kanetsuna Shiho
1996年東京都生まれ。
文化学園大学にて服飾文化史を学ぶ。
人間にしかできないことを追求したいと思い
自分で作った服を着て、自分で身体表現をする活動を日本各地で行なっている。
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[協力] アンティークカフェロード
〒436-0009 静岡県掛川市大野1776-7
https://instagram.com/antiquecaferoad